甘く香る「葛(くず)」の隠された素顔
- 43 分前
- 読了時間: 3分
山形の夏が少しずつ落ち着きを見せ、夕暮れの風にほんのりと秋の涼しさが混じる季節になりました🍁車を走らせていると、山沿いや川の堤防一面を覆うように、生命力あふれる大きな葉を広げている植物を目にします🚗
それが、今回ご紹介する葛(くず)です!

あまりにも身近で、繁殖力が旺盛なことから「雑草」というイメージを持たれがちな葛ですが、実は万葉の時代から「秋の七草」の一つとして愛されてきた、とても風情ある植物♪
まるでグレープジュース? 驚くほど甘い「花びらの香り」
大きな葉の陰に隠れるように咲く葛の花!一見すると地味に思えるかもしれませんが、近く寄ってみると、下から上へと順番に咲き進む赤紫色のグラデーションが実に艶やかです🎨
そして、葛の最大の魅力は、なんといってもその「香り」にあります🍇
満開の葛の群生に近づくと、どこからともなく、熟したブドウやファンタグレープを思わせる、甘く芳醇な香りがふわりと漂ってきます💜
その見た目の力強さからは想像もつかないほどフルーティで愛らしい香りは、一度体験すると忘れられないほどのギャップとときめきを与えてくれます😌✨️
お部屋で楽しむ、つる物としての佇まい

勢いよく伸びる葛のつるは、切り花(枝物)としてお部屋に迎えると、実に伸びやかでお洒落な表情を見せてくれます!
自由な「線の美しさ」を生かす
葛の魅力は、しなやかに描く自由な曲線です。背の高いシンプルな花瓶やガラスベースに一輪挿し、あえて垂れ下がるような自然のラインを尊重してあしらうと、お部屋が一気に風情ある空間になります。
秋の七草や和花と合わせて
ススキや女郎花(オミナエシ)、桔梗(キキョウ)など、同じ秋の花々と生けると、まるで山形の静かな野山をそのまま切り取ってきたかのような、奥行きのある風情が生まれます。
根も葉も花も。私たちの暮らしを支える「葛」の小ネタ
昔から日本人の暮らしに深く寄り添ってきた葛には、たくさんの知恵が詰まっています!

葛根湯(かっこんとう):風邪の初期症状におなじみの漢方薬。実は葛の太い「根」を乾燥させたものが主原料です。
葛粉(くずこ):根から精製されるでんぷんは、高級和菓子の葛餅や葛きり、お料理のとろみ付けに使われます。
葛花茶(くずはなちゃ):最近では、葛の「花」を乾燥させたお茶も、体に優しいハーブティーとして親しまれています。
結びにかえて
普段は何気なく通り過ぎてしまう道の脇で、ひっそりと、けれど力強く甘い香りを放つ葛の花😌
山形の豊かな自然が教えてくれるのは、どんな植物にも、それぞれを魅力的に輝かせる「隠された素顔」があるということです💜
もし散歩道やドライブの途中で葛の花を見かけたら、ぜひ足を止めて、その甘い香りに耳を澄ますように深く息を吸い込んでみてください🐶一足早い秋の訪れが、あなたの心を優しく満たしてくれるはずです✨️




コメント